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サッド・ヴァケイション

またまた映画ネタでごめんなさいね、猫髭さま。これまた観そこなっていた青山真治監督「サッド・ヴァケイション」を観ました。青山監督の作品となると、これだけ豪華なキャストが集まるんですね。浅野忠信、石田えり、宮崎あおい、オダギリジョー、板谷由夏、中村嘉葎雄。川津祐介なんていう懐かしい人まで出ている。人生をしくじったような人ばかり吹き溜まっている北九州の運送会社という設定が、いかにも青山さんでした。オダギリジョーは下手に主役を張るよりも、この映画のように脇の脇ぐらいの感じで登場すると、あのギョロ目と髭面の存在感が生きてくるんですよねえ。宮崎あおいちゃんは、やっぱりお姫さまよりも、片田舎のかわいいけれども深く孤独な少女のほうが、ずっとしっくりきます。特筆すべきは石田えり。倅が人殺しをしようが殺されようがビクともしないで、うっすら微笑む太目の喪服姿が圧倒的です。浅野忠信が拘置所で頭を抱えるのもムリはない。青山親殺し映画の決着は、母親石田えりの豪快な寄り身でキマリです。

  三月の風の寒さを諒として       大波

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