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読む音楽

確定申告に追い詰められた反動で、古いジャズばかり聴いていました。例えば、クリフォード・ブラウンの「ウィズ・ストリングス」とか、ビル・エヴァンスの「ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング」とか、定番からちょっと外れたアルバムの音楽が、結構荒れた心に沁みました。これらの音楽はみんな元々私の音楽蔵に保管されていたものを、ガイドブックの「読んでから聴け! ジャズ100名盤」(朝日新書)に触発されて、改めて聴き直してみたものです。この本は中山康樹ら音楽評論家やジャズ愛好家ら8人の共同執筆によるものですが、それぞれがたっぷり思い入れをこめて文を綴っているので、なかなか面白い。もっとも初心者には、ちょっと手ごわいかも知れませんが…。ジャズやクラシック音楽のガイドブックは、なかなかいい本にめぐり合うことがないのですが、ただの知識の切り売りではなくて、本当にその音楽を愛し抜いていることが感じられるものが、最高なのだと思います。今のところお奨めは、ジャズならば村上春樹文・和田誠画の「ポートレート・イン・ジャズ」(新潮文庫)。和田画伯のイラストはオールカラー、この人もジャズキチなので、実に楽しい本に仕上がっています。クラシックならば小説家・佐伯一麦の「読むクラシック~音楽と私の風景」(集英社新書)が好き。佐伯さんは、実は私が卒業した仙台の高校の後輩なんです。文中の思い出を語った箇所に、懐かしい広瀬川の風景などが出てきて、それが48曲のクラシック音楽と絡んで、少なくとも私には実に感慨深いガイドブックでありました。

  春めくと羞ぢらふごとくジャズピアノ      大波

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音楽」カテゴリの記事

コメント


わたしが最近気に入ってる
「SpitFunk (スピットファンク)」という
ホーンセクションがかっこいい7人組のバンドがいるんですが
こちらもすごくかっこいいので、
ぜひ聞いてみてください!

http://music.beautymode.net/r_rb.html

無料でCDプレゼントしてます☆

投稿: ☆musico☆ | 2008年2月29日 (金) 11時20分

おお、やっと書きこめる話題が(笑)。何せTV見る時間も映画見る時間もないから、ちんぷんかんぷんで。ジャズは猫髭まかせろ♪いいよねえ、ビル・エバンスのYou musut believe in spring.あれ、バーバラ・ストレイザンドの両親Alan & Marilyn Bergman夫妻が作った曲なんだけど、シェリーの「冬来たりなば春遠からじ」(西風へ)が織り込んであって綺麗な詩とメロディでね。ビルの遺作になってしまいましたが。ヴォーカルではカーリン・クロッグが歌うのが極めつきで、冒頭の海の音と鴎の声のサウンドからYou mustと入るところが痺れます。そう、サザンの「チャコの海岸物語」の出だしはこれのパクリなのね。

昨日はマリイさんの俳句リトグラフが高円寺の明石スタジオで展示されていたので仕事終わって駆けつけましたが、マリイさんのリトグラフと、バックでかかっていたノラ・ジョーンズの「come away with me」がいい感じのコラボレーションでした。彼女のピアノの弾き語りで、ホーギー・カーマイケルのThe nearness of youが特に相性が良かった。マリイさんの句で綺麗だなあとおぼえているのは。

  ぼうたんの夢の途中に雨ふりぬ
  魚だつたころの永けれ髮洗ふ
  滴りや千年たつても貝の殼

わたくしが顏を出す10分ほど前に、じゃんけんで負けて螢になった澄子さんが来ていたとか。おしい、二人とも詩人の吉増剛造ファンなのでお話したかったのに♪

投稿: 猫髭 | 2008年3月 1日 (土) 00時43分

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