« 2008年2月16日 (土) | トップページ | 2008年2月18日 (月) »

映画「キサラギ」

映画の年間ベストテンから惜しくも洩れて、13~14位あたり。しかし観客投票の順位ではベスト3に悠々と入る……多分、そういう映画が、その年最も面白い映画なのだろうと私は思っています。2007年度、それにバッチシ該当するのは、佐藤祐市監督作品「キサラギ」です! ごく限られた映画館でしか上映されなかったので、私は観はぐっていたのですが、レンタルDVDでようやく観ることができました。一言で言えば、超おもしろ~~~い!!! アイドルタレントの如月マ…じゃなかった、如月ミキの謎の焼死から一周忌の日に、ネット上で彼女のファンと称していた5人が初めて顔を合わせて、追悼の会を催すのですが、果たして彼女は自殺だったのか、それとも殺人事件であったのか、火花を散らすディスカッションが繰り広げられるのです。五人とは小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之。激論したり、殴りあったりしているうちに、それぞれが隠している裏の顔が浮かび上がってくるという脚本が実によく出来ているんです! 中でもびっくりなのは小出恵介。テレビドラマ「のだめカンタービレ」のおカマ系打楽器奏者を除いては、おとなしめの若者の役が多い人なのに、この映画ではブチンとブチ切れていまして、いやぁ面白い面白い。反対にユースケは全く浮かれないでシブくキメたりして味がありましたよ。今が旬だという小栗くんもなかなかの健闘ぶり。塚地も哀愁たっぷり、香川さんもやりたい放題の怪演。五人とも役にハマッていました。しかし、何しろ純粋なエンターテインメント映画なので、こういうのは日本アカデミー賞にノミネートもされないのでしょうね。ほんとに、まったく、いかにも、残念なことだなあ。

  地にとどくほどにしだれて老の梅      大波

| | コメント (1)

« 2008年2月16日 (土) | トップページ | 2008年2月18日 (月) »