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神田古書店街をいく

「大」に連載中の評論は、杉田久女を中心とする女性俳句についての考察といったものなのですが、書き継ぐにつれて資料の裏打ちの薄いことがずっと気になっていました。そこで今日、まったくひさびさに神田神保町の古書店街を訪れ、必要な本を探しまくりました。そういう目的にぴったしなのは、八木書店、小宮山書店、田村書店といったところでしょうか。昔は神田古書センターの6階だか7階だかに「文献書房」があって、俳句関係の本は何でもずらりと揃っていたのですが、この店は現在「ブンケン・ロックサイド」と名を変えて地上1階の店となり、ロック・ミュージックを中心とした本の山のずっと奥にわずかな俳句スペースがあるだけになってしまいました。今日はそこも訪れて、ロックの本の山の土砂崩れを起こしつつ、やっとの思いで俳句スペースにたどり着き、山口誓子らの「高浜虚子研究」(右文書院)や、久女をモデルにした小説「国子の手紙」や森田愛子の母娘を描いた「虹」などを収めた虚子の「椿子物語」(中央公論社)を買い求めました。一月の古書店街はなんとなく静まり返った感じで、耳が千切れるような寒い風が吹いていました。いやあ、それにしても、病み上がりの身には、本はなかなか重いですよお。

  古書店の春待ち顔の主かな      大波

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