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杉田宇内という人

「大」をお読みになっている人はご存知ですけれど、私は今、杉田久女のことを連載で書いています。で、やっぱり思っちゃったのは、久女って勝手な女性だなあ(笑)、ということですかね。だって、芸大みたいなところを卒業したからって、夫の杉田宇内が立派な芸術家になるなんて勝手に思い込んで、それが見込が外れて中学校の先生になってしまったからと言って勝手に幻滅して、じゃあ私は私で俳句にのめりこんでやるわって勝手に俳人になってしまって(笑)、この暴走ぶりはいったい何だろうか? その久女の兄貴赤堀月センという人は久女に俳句を教えた人、まあ無茶苦茶に放浪癖があってちょっと破滅型ですが、久女のところにフラリと寄って俳句をしながら、釣りばっかりやっている。その釣りの相手を律儀に務めまくったのが亭主の宇内さん。この人はつくづく人が好すぎるんじゃないかと思いましたね(笑)。全然、悪い人じゃないですよ。資料を読めば読むほど、私は宇内さんが好きになりました(笑)。久女のような人と結婚してしまったのは、傍から見れば不幸の極みですが、でも本人は案外幸せだったんじゃないかなぁ。久女、美人だし…。

  どぶ川に灯の列なせる師走かな      大波

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俳句」カテゴリの記事

コメント

久女と宇内の夫婦、ていうのは、ある意味でベストカップルでもあるんでしょうね。久女も「ノラともならず……」の人生をナルシスティックにまっとうする生き方もあったのでしょう。でも、生きた時代が悪すぎた。戦争さえなければ、まだ久女にチャンスはあったのではないかと思います。虚子のふるまいには、不勉強でちょっとコメントしようがないですが。「大」の連載、楽しみにしていますo(^-^)o

投稿: ちよぱら | 2007年12月12日 (水) 18時37分

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