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オールタイム・ベスト映画は?

せがれが風邪で寝込んでしまい、一家の主夫である私は大変です。腹を下しているせがれのために、果物をあれこれ買い込み、ホットレモンをつくり、近くの診療所に彼を送り出し、彼の寝具に毛布を一枚増やしてやるなど、細かい作業が次から次へと襲ってきます。まあ、グチってもしゃーねえよなあ。早く回復してくれることを祈るのみ。空き時間を見つけては、悪趣味映画ファンのための雑誌「映画秘宝」を読んだりしていると、オールタイム・ベストテンなる特集を組んでいて、映画関係者や評論家、映画ジャンキーらによる投票ランキングが発表されていました。第1位の栄冠に輝いていたのは、いかにもこの雑誌らしく超悪趣味のジョージ・A・ロメロ「ゾンビ」(笑)。わっはっは、まあ、いいか。さてオレさまのオールタイム・ベストの映画っちゅうと何じゃろな? ジョン・フォードの「荒野の決闘」なんて言うと、西部劇ファンとしてはありきたり過ぎますかねえ。「ローマの休日」とか「風と共に去りぬ」とかは口が裂けても言いたくないし、ええいっ、シャーロット・ランプリングが忘れられなくなった「愛の嵐」、フランソワーズ・アルヌールが可哀想で可哀想な「ヘッドライト」、金子信雄の山守親分が超おもしろい「仁義なき戦い」、この3本のうちのどれかということでどうだっ!(番外編は、アニタ・オディの歌が最高の「真夏の夜のジャズ」です)

  風邪引きて獣の睡りをねむりをり       大波

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追悼オスカー・ピーターソン

また一人、われらがアイドルが旅立ってしまったかと悲しくなってしまいました。ジャズピアノのオスカー・ピーターソン、いつも抒情詩人的ピアニストのビル・エヴァンスと比べられては、大衆的な俗物扱いされていましたが、分かりやすくて何が悪い?(笑)ハッピーなときは超ハッピーに、バラードは超しみじみと、でっかい掌で鍵盤を縦横無尽に叩きまくり撫でまくった人です。大波ジャズLPレコード・コレクションを調べてみると、ビル・エヴァンスの10枚に対して、オスカーは15枚と圧勝だ~い(笑)。中でも大好きなのが「THE TRIO」というタイトルのジャズクラブのライブ盤。演奏の合間に、かすかにナイフと皿のふれあう音やグラスの音が聞こえて、お客さんがお食事しながらオスカーの演奏を堪能している雰囲気がベリグーですねえ。抒情詩人相手に、こうはできない(笑)。誰かが、時代小説で言うならば、オスカーは「桃太郎侍」の山手樹一郎だと言いましたが、大賛成。山本周五郎や司馬遼太郎、藤沢周平ばかりが時代小説じゃないぞっ!……って、なんの話してるんだっけ?(笑)あ、そうそう、ジャズピアノの大衆的プレイヤー、オスカー・ピーターソンの冥福を祈ります。

  また一つ星の流るる暮の町       大波

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