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クワイエットルーム報告

映画「クワイエットルームにようこそ」、観ました。「クワイエットルーム」というのは、精神科系の病院の閉鎖病棟のことで、そこに睡眠薬の過剰摂取(オーバードーズ)でヒロイン内田有紀が収容され、奇奇怪怪な患者たちや看護師たちと入院生活を送るというのが大筋です。しかし監督の松尾スズキは、これをありきたりのサスペンスものっぽい精神病院映画、閉鎖監禁映画にはしませんでした。私は観終わって、映画の中のセリフにあったように、「ああ、人生って、長い罰ゲームなんだなあ」としみじみ思ったんですよ。正直、打たれました。何より主演の内田有紀のバランスの取れた演技と、決して悪ふざけにはならずむしろあくまで静かだった松尾スズキのコメディ演出に心から感服してしまいました。金髪の過食症患者を演じた大竹しのぶ、「フラガール」を軽く乗り越えた蒼井優(拒食症)のシャープな演技、内田有紀の内縁の夫役・宮藤官九郎のいい加減演技、眉毛がつながったメイクのアホっぽい妻夫木聡、いつも無表情の冷血ナース・りょう、みんな最高でした。

  神の留守恋のフーガを踊りけり      大波

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