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「ヘップバーン」はどこへ?

「ヘップバーン」の話題ながら、カテゴリーは「俳句」だといえば、昔、黛まどかさんがやっていた「月刊ヘップバーン」のことだな、とおわかりいただけるでしょうか? 私は今、われらが同人誌「大」に「女性俳句の飛翔」という続きものの評論ともエッセイともつかぬものを書いていて、まだ虚子の発明した台所俳句や杉田久女のあたりをウロウロしているのですが、時代が下ればいずれこの「ヘップバーン」あたりに突き当たる時がくるだろうと思っていたのです。その「ヘップバーン」は今や無い。まどかさんは句集を出されたりしてますますお元気なご様子ですが、結社誌に参集したあれだけの数の若い女性俳人たちは、いったい今どうしているのでしょうか? あの「レモンティー」や「フローズンカクテル」を新しい季語にしようと頑張っていた人たちは? とても、とても気になるのです。働く若い女性の詠んだ数々の新鮮な俳句が、何の痕跡も残さず消えてしまったとすれば、あの一頃の熱い盛り上がりは、いったい何だったんだ? とつくづく首を傾げざるを得ないのです。ヘップバーンだった方に、一言聞いてみたかったこと、「オードリーではなく、キャサリンになりたいと思った方はおられましたか?」

  菊人形崩して花をばらばらに         大波

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