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エディット・ピアフ愛の讃歌

たまたまぽかりとできた短い時間、シネコンに滑り込んで、前から観たかった映画「エディット・ピアフ愛の讃歌」を観ました。う、う、う、こういう映画に、やっぱりヨワいなあ。あのピアフの少女時代から四十代の若さで亡くなるまでの生涯を、現在と大過去・小過去の時間を何度も往復しながらじっくり語る映画なのですが、主演のマリオン・コティヤールという女優さんの、まるでピアフに取り憑かれたような熱演に巻き込まれてしまいます。歌はピアフ本人の声を使っているのですが、吹き替えを全く感じさせないのですから、これは凄いとしか言いようがない。特に亡くなる寸前、まだ四十代なのに病みつかれて七十か八十歳の老婆のように老け込んだ彼女の演技に、歌と恋に生きた女性の歓びと悲しみがじんわりと滲み出て、涙腺が弱りきっている老人としては、涙がジョボジョボと止まりませんでした。「バラ色の人生」「ミロール」「私の回転木馬」「パダンパダン」「水に流して」「愛の讃歌」と、ピアフの歌の殆どは越路吹雪を通して知ったものばかりですが、やっぱり胸に迫るものがありますね。亡妻とふたりでカラオケに行き、「愛の讃歌」をデュエットしたことを思い出さざるを得ませんでした。

  シャンソンの一節秋思たたへたり       大波

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