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曼殊沙華、曼殊沙華、曼殊沙華

マンションの前からバスに乗って、聖蹟桜ヶ丘駅まで窓の外を見ていると、道の片側の傾斜地に曼殊沙華がず~~~っと連なっています。きれいはきれいですが、なんとなく気持ちが沈みます。とくに今日は曇り空だったので、「つきぬけて天上の紺曼殊沙華」(山口誓子)というぐあいにはいかなかったですね。それにしても歳時記などを見ると、曼殊沙華は別称死人花、幽霊花、捨子花、などとマイナスのイメージでしか名前を貰っておらず、かわいそうな花なんだよなあ。彼岸花という名のとおり、秋の彼岸に絶妙のタイミングで咲き出すので、なんとなく不吉なイメージをかもし出すのかもしれませんね。でも、小津安二郎の映画「彼岸花」は、佐分利信の頑固おやじが、自分に一言もなく娘が結婚を決めてしまったことをプリプリ怒るという小津らしいのんき映画で、彼岸花の印象をかなり変えたかも…。彼岸花の赤い色が、暑さ続きの町に、ようやく秋らしい景色を連れてきたようです。

  曼殊沙華途切れ途切れに道暗く     大波

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