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月今宵

夕方にビルとビルの間に、大きな満月が見えました。今夜は十五夜。一句詠まなくちゃ、と思っても、月を詠むのはなかなか難しいです。「大」の初校ゲラが出たのでそれを受け取りに行った帰りの道の月でした。田中裕明の「月今宵いまも活字を拾ふ人」という句を思い出しましたが、もちろん当節の印刷屋さん、活字を拾ったりしません。でも月明かりというものは思った以上に明るいので、こういう句が成り立つのだと思います。同じ裕明さんの「大半の月光踏めば水でないか」という句も、感じが出ていますね。私が好きな句は、永田耕衣の「月明の畝あそばせてありしかな」。月明かりの畑には何も植えられていないのですが、それを「畝あそばせてありしかな」と静かに詠みくだす格調の高さにシビれちゃいますね。月を主題にした曲で私が大好きなのは「ムーングロウ」(Moonglow)というジャズナンバー。映画「ピクニック」でウィリアム・ホールデンとキム・ノヴァクがダンスをする場面に使われるのですが、そのロマンティックなこと! 今思い出しても、胸キュンです。みなさんは、どんな十五夜でしたか?

  バスを待つ月見の椅子となりにけり    大波

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