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スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ

「大」編集のために、長いこと映画を観に行っておらず、私はいわば映画中毒患者の禁断症状のまっただ中に居たのでした。そのシネ中患者が、ひさかたぶりに観た映画が「スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ」。これは刺激が強すぎたかも知れませんね。オーバー・ドーピングで、私死にそうです。とにかく予想を上回るハチャメチャ、ぶっ飛び、トンデモ映画で、エンドタイトルで北島三郎が絶唱した「じゃんご~~」という歌声が、今も脳の中をこだましています。完全な無国籍西部劇、セリフでさえ全部英語なのに、登場人物は源氏と平家に分かれて撃ち合いをするんですからね。役名も佐藤浩市が清盛で、伊勢谷友介が義経、悲劇のヒロイン木村佳乃が静。で、特別出演のクェンティン・タランティーノが冒頭「祇園精舎の鐘の声」と英語でやらかした上、白菜がどうの、卵はどうのと正しいスキヤキの食べ方を桃井かおりに教えこむんです。それだけでも、まるで次元の違う映画だと思いませんか? でも、私はこの映画を観ることを、他人には決してお奨めしません。私みたいに元々B級西部劇やマカロニ・ウエスタン狂い、三池崇史という悪童監督に深い興味を持っている人間にしか、この映画は通じるはずが無いんですよ。ひさしぶりに「純愛」とか「癒し」とかの女の子向け映画ではなく、西部劇ごっことお祭り好きな男の子向けの映画で、私はとてもよかったけれどね。死んだ家内に、結婚前の若い頃、誕生祝いにモデルガンをプレゼントされて大喜びしたことがあったけれど、あんなガンをまた買いにいこうかな。

  秋風や鍔をたわめてソンブレロ       大波

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