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青江三奈の溜息

「キネマ旬報」最新の8月下旬号を買って読んだところ、「日本魅録」ではまだ鬼太郎戦記ドラマのパプアニューギニア・ロケ報告記が続いていて、弾丸のようにヤシの実が落下してくる中、絶えず命の危険を感じながらも撮影に取り組んだ緊迫のロケ現場が、香川照之の文章でナマナマしく再現されていました。キャスト、スタッフともに死と隣り合わせのロケを敢行したのですね。道理で、並みのテレビドラマでは味わえないド迫力の戦場場面だったよなぁ。香川さんはテストから本番までに、塩見三省鬼軍曹にマジのビンタを合計60発も食らっていたんですって。香川さんが書いているように、こんな苦労は水木しげる先生が味わった本物の地獄とは比較にならないのでしょうが、ここまでやって一個の作品を産み出す努力には、とりあえず深い感動を覚えました。

夜、NHK=BSで「青江三奈の世界」を観ました。クラブ歌手出身の青江は、シャンソン、カンツォーネ、ド演歌と、何でも水準を超えた歌を聞かせてくれたものですが、本領はやはりジャズでしたね。あのハスキー・ヴォイスで歌う「ユード・ビー・ソー・ナイス・トゥー・カム・ホーム・トゥー」はご本家ヘレン・メリルよりも深くて、わたしゃ、舞い上がっちゃいました。

  八月十五日の朝となりにけり       大波

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