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香川照之の「日本魅録」

きのう書いた「鬼太郎の見た玉砕」というドラマ、主演の香川照之は、映画雑誌「キネマ旬報」に本物の水木しげるとの会見記や、ラバウルでのロケ報告記を掲載していたのです。これは香川照之がキネ旬に連載している「日本魅録」というエッセイに書き綴っていたもので(7月上旬号、下旬号)、水木先生と俳優香川が調布で会ったときの文章が実にキョーレツで面白い。古書の山と妖怪たちのフィギュアのなかで、85歳の水木先生が香川を出迎えニッコリ笑ったということですが、そりゃあドラマ以上に凄い雰囲気だったのに違いありません。会見の帰りがけに香川は、戦場で失われた水木先生の左腕に触らせてもらい、「あなたが歩んだ過酷な人生に敬意を表し、必ずや水木しげるの分身となります」と心に誓ったと言いますから、その瞬間に、俳優香川照之に戦記・妖怪漫画家水木しげるが取り憑いたのだと私は確信します。山猫軒さん、あれはモノマネではなくて、憑依の演技だったのではないですか? ちなみに、香川照之の「日本魅録」はキネ旬にすでに100回以上連載されて、これまでのものはまとめて単行本化されています。ヘタな小説よりず~~っと面白いっすから、おすすめですよっ!

  妹は二歳のままや終戦忌        大波

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