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ゲゲゲの鬼太郎の見た玉砕

きのうの吟行の疲れが出て、きょうは俳誌への事務的ハガキ連絡程度の作業以外は何もしないで、一日ボーッと暮らしました。トシとると回復力の遅いのだけは、困りもんですね。夜に入って何気なく観たのが、NHKスペシャルのTVドラマ「ゲゲゲの鬼太郎の見た玉砕」という1時間半の作品。食後の後片付けも忘れてしまって、ずっぽりハマってしまいました。漫画家の水木しげるそのものになり切った香川照之の演技が超超超超すごい!回想の戦場での食うことしか考えていないようなアクションが、笑わせながら悲しみに満ちているんですよねえ。現代に戻っても四六時中バナナやらシュークリームやらにかぶりつく姿が、そのまま戦争の傷跡なんです。現れれば必ず水木しげるに三往復ほどのビンタを食らわす鬼軍曹の塩見三省や、心優しい中隊長の石橋蓮司らの助演陣も、みな気合のはいった好演技で、「玉砕」という非人間的な戦争行為を、理屈っぽくならず、おセンチにもならず、堂々と描ききった骨太の反戦劇でした。香川照之は映画「ゆれる」をしのぐ名演でしたが、アニメ合成で登場する鬼太郎やネズミ男、目玉のオヤジも違和感なく溶け込んで、なかなかのものでしたよ。見逃した方は再放送でもあったら、その時にぜひ!!

  終戦忌まであと三日猛暑なほ     大波

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