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二本の映画

マンガが原作の映画二本を続けて観ました。予定通り、「天然コケッコー」と「夕凪の街 桜の国」の二本です。結論を申し上げます。この二本は、機会があったら、是非観ることをお薦めします。どちらも、エンドタイトルの最後まで、吸い込まれるように観てしまいました。私としては、最近では非常に珍しい。特に、「天然コケッコー」は俳人必見と言っても過言ではありません。島根の海に近い里山、その水田地帯の四季の移り変わりが実にキメ細かく映像化されており、田んぼの畦道を集団登校するかわゆい子どもたちの姿を見ているだけで、私は何句も俳句を詠みたくなりました、これほんとの話(笑)。主演の夏帆ちゃん、役名の「そよ」にピッタシの爽やかさでした。「夕凪の街 桜の国」は、原爆を題材にしながら声高なメッセージは一切なく、むしろ日常的な静けさの中に、切ない瞬間が何度も訪れる優れた作品でした。麻生久美子の崩折れるような夕暮れの死。涙が止まりませんでした。後半の田中麗奈の明るさが、これまた胸を締めつけるようでした。それにしても、堺正章の父親役、原作マンガからそのまま脱け出たような名演でした。前の防衛大臣は襟をただして観るように。

  夕凪の岸ゆくひとはみな影絵       大波

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