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仙台の方言

きのう報告した仙台の書店・宝文堂が出版した本に「仙台方言集」という一冊があります。アイウエオ順に、方言とその意味を並べただけの素朴な方言コレクションです。私はふるさとを離れてからの年月のうちに、その大部分を忘れてしまっており(言葉に訛りは残っていますが…)、懐かしくこの「方言集」を読みました。「カバネヤミ」って分かります? 怠け者のことなんですね。恥ずかしいというのを「オショシ(ス)イ」と言いますが、これは子どもの頃自分も使っていた記憶があります。「イダマシ(ス)イ」は、惜しい、あるいは勿体ない。大騒ぎして遊んでいると「オダツナ!」(はしゃぐな!)と叱られたものでした。自分が「ワラシコ」(子ども)の頃、オバンツァン(お婆ちゃん)がかなり純粋な仙台弁を話していましたが、もうどこでも聞くことができません。関西や九州と違って、明治以来の地域差別のせいなのか、東北では一般に方言を恥じる風潮があり、これらの言葉が急速に廃れていくのは仕方がないのかも知れません。でも、騒がしい東京の街中の人ごみの中で、ふと仙台訛りの言葉を耳にすると、一瞬胸がキュンとするのです。それが、きっと、望郷ということなのだろうなと思います。

  ひんやりと笹かまぼこの大暑かな      大波

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