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岡本眸先生

岡本眸先生の最新随想文集「栞ひも」(角川学芸出版)が届きました。岡本先生とは、一編集者として、かなり密度の濃い仕事をさせていただいた時期がありました。その縁で、私が出版社を定年になったあとも、何かと気にかけていただき、5年前に妻が他界した時も、ご自分が夫君に先立たれた経験を踏まえたやさしい励ましの電話を頂戴したりしました。だから、岡本先生の最新句集「午後の椅子」が蛇笏賞を受賞されたことを、私もわがことのように喜んでいたのです。そんなところへ今回の「栞ひも」。主宰誌「朝」をはじめ、新聞や雑誌に発表された文をまとめたものだということですが、「栞ひも」とはいかにも岡本先生らしいたおやかさではありませんか。岡本先生は、一貫して「俳句は日記」を信条とする俳人である一方、巨人ファン・宝塚ファンというとても人間的なお人柄で、私もだいぶ影響を受けました。それが証拠には、私もまた、このような「俳句は日記」ブログを、飽きもせずに続けているではありませんか(笑)。「栞ひも」には、まだざっと目を通しただけですが、先生の息遣いが感じられるような珠玉の文の数々がいっぱいで、きっと俳句つくりの大きな支えになると思います。本日の超おすすめです。

  栞ひもはさむ頁の曝書かな       大波

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