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八千草薫礼賛

のぶこさんも「しゃべれども…」を楽しまれたようで、よかったですね。きょう、つらつら振り返ってみると、あの映画で私が一番好きだったのは、実は、八千草薫演じる主人公のおばあちゃんだったと思い当たりました。茶道の先生をしているから和服姿もきちんとしているけれども、いつもフランクで風通しのよいお人柄。庭のお掃除なんかしながら、孫の稽古で聞き覚えた「まんじゅうこわい」をブツブツ語り、「わたしのほうがうまいわよね」と自画自賛しているのが、なんとも可愛らしいおばあちゃん。八千草さんならではの佳演でした。思えば、八千草さんとは、三船敏郎の「宮本武蔵」のお通役を演じた半世紀前からのなが~いおつき合い。一貫して、ふっくら可愛い八千草さんを、誰が嫌いになれましょうか。「うちのホンカン」をはじめとする倉本聡ドラマにもよく顔を出していましたが、つい先ごろの「拝啓父上様」での認知症で施設入りとなるおばあちゃん役は、流石に見ていて辛かったですねえ。「しゃべれども…」の平山秀幸監督は、八千草さんにもどうしても落語を語ってほしくて庭先の「まんじゅうこわい」を思いついたと述べていますが、その狙いはズバリ大当たりでした。私は嬉しくて、涙が出ちゃいましたよ(笑)。

  どくだみのはびこるお庭にて候      大波

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