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去年の花野

滅多に開かないアルバムを繰ってみると、去年の10月12日とメモされたところに、携帯で撮った小さな写真が一葉。いわゆるツーショットですが、私の隣に座っていた人が、この4月にガンで亡くなりました。訃報を受けて、私なりに哀悼の気持ちをこめて書いたブログが、4月22日付の「踊るひと」です。このブログを読んでいただいている多くの方が全く知らない彼女、その逝去を実名を挙げて書くのは憚られましたので、あのような表現になったのですが、M吉さんのように彼女をよく知りながら確認が遅れる結果になったとすれば、深くお詫びいたします。あの秋の一日、私たちは奈良の般若寺をともに吟行したのですが、コスモス寺の異名をとるだけあって寺内はコスモスが満開、華やかながらどこか寂しげな風景だったことを思い出します。もう歩くのがいくぶん辛くなっていた彼女は、寺の一角に腰をすえて句づくりをしていたのですが、とにもかくにも俳句が大好きだった彼女は幸福そうに見えました。写真の中の彼女も静かに笑っています。冥福を祈ります。

  藤房の揺れて君亡きあとの日々     大波

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