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トニー・ベネットの歌声

通説によると、若い頃はロックだジャズだクラシックだと西洋かぶれをしている人も、トシを取れば自然に演歌的な音楽に回帰するのが、日本人というものなのだそうです。私は、全くその反対。トシを取るごとに演歌的なものから遠ざかる一方なんですよ。北島三郎・五木ひろし・細川たかし・五代夏子・川中美幸・小林幸子なんか、身震いするほど私の体質には合いません。この方々の日本人の感性にベタッと粘りついてくるようなあの感じが、ど、ど、どうもねえ…。先日BSで、トニー・ベネットが80歳になったのを記念して、バーブラ・ストライザントやビリー・ジョエル、エルトン・ジョン、スティービー・ワンダーなどのスーパースターとそれぞれデュエットするのをドキュメンタリー風にまとめた映像を観ました。トニーはいいなあ。ナマで聴いたことは一度しかないのですが、あの乾いているのに情緒が滲み出るというハスキーボイスが、なぜか古希を迎えんとする私のこころにピッタンコなのです。もともと決してムリをしないクールな歌い方なので、80歳でもあまり声量は衰えていませんでしたね。故シナトラが「お金を払っても聴きたい」と絶賛したというトニー・ベネットの歌、百歳までも聴いていたいと思いました。私はトシを取れば取るほど、こちらのほうに傾いていきそうです。

  花まつりマイク離さぬまま老いて     大波

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