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吉行淳之介について

このあいだ、少しばかり吉行淳之介について書き込んだ後、駅で雑誌「サライ」が吉行の特集を掲載しているのを見つけ、偶然の暗合に驚いてしまいました。「サライ」って、私のような年配のオトコ目当ての雑誌だと思います。私はとてもヘソマガリなので、ジジイ目当ての服は絶対買わないし、ジジババを対象にした健康雑誌のたぐいも意地でも読みません。だから、普段は「サライ」なんか手に取ろうともしないのですが、この吉行淳之介特集には負けましたね。タバコを手にした上目遣いの吉行のモノクロ写真の表紙が、私をおいでおいでと呼んでいるのです。即、買いました。480円。写真やインタビュー記事が豊富な贅沢な特集でした。これは、相当に手をかけた編集だなあ。中で、向田邦子と並んだ写真は、吉行和子とのツーショットよりも兄妹らしく写っていて、感慨深いものがありました。優しさと鋭い批判精神が同居する吉行淳之介の生き方は、やはり私の絶対の規範です。久しぶりに彼の小説か、エッセイを読みたくなりました。

  啓蟄や夕暮れまでの雨催い      大波

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