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俳句の射程

「俳句の射程」は、文芸評論家であり俳人でもある仁平勝さんの最新の俳句評論集です(富士見書房、2600円)。「射程」という言葉が、言い得て妙というか、仁平さんの批評の方法を実に的確に言い表していると思います。仁平さんは、決して撃っても届かないような遠い距離の標的を狙ったりしません。誰にも分かるような言葉で、誰にも分かるような問題点を、確実に撃ち落すのですね。事実、この本のあとがきで仁平さんは、自分が批評の文章を書くとき俳句をつくらない読者が読むことを念頭に置いている、と述べています。だから批評の原稿は、発表する前に奥さんに読ませるんですって。この本も分かりやすくて、しかも知的な興奮を得ることができる一冊だと思います。俳句をつくる人にしか通用しない言葉って、いっぱいありますね。例えば、「二月」を「二ん月」と詠むとか。その「隠語性」を、俳句を論じる文章の導入部とする本など、ほかでは絶対に読めませんよ。私は、自分も昭和二ケタ世代なので、同じ世代の俳人たちを論じた「人生から言葉へ」という文が、とても面白かった。強力おすすめです。

  月しろじろ春は隣の射程距離      大波

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コメント

大波さん今晩は!

次の"大”の句会に間に合うように、口髭に
毛生え薬を、毎朝塗っております。
巴里の街角で、"マロン ショウ""マロン
ショウ”と言いながら、焼き栗を売っている
小父さんから、ベレー帽を買ってきました。
ご披露するのを楽しみにしております。

M吉

投稿: M吉 | 2007年2月 3日 (土) 20時52分

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