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高尾山の春雪

ココログはあす午前1時から11時までメンテだそうで、はやばやと書き込みを済ませたほうがよさそうです。42句吟詠地獄の旅はそろそろ締めくくりにかからなくてはいけないのですが、いっこうにましな俳句ができないので、えーい、こーなったらご近所でも何でも吟行に繰り出して、手当たり次第に俳句に詠んでいくよりしょーがないじゃないか、と高尾山に行ってみました。ケーブルカーに乗って山上駅に着くと、お山は小雨模様。その雨粒のなかに白い小さな雪片がまじっており、あれあれ、こ、これは、ミゾレじゃないかと思っているうちに、雪の量はどんどん増えて、やがてちゃんとした(?)降雪になったのです。わーーい、雪だ、雪だ、初雪だ。この冬初めての雪だ。わたしは浮かれちゃいましたね。高尾山は、たしか東京都の山でしたよね。だとしたら、東京にはまだ雪が降っていないというのは、真っ赤なウソですよ、みなさん。高尾山に降ったぐらいだから、もっと奥の陣馬山なんかにも降ったに違いないし、これまでにも雪が降っているのかもしれない。トーキョーの雪を掌に受けて満ち足りた思いの私は、高尾山薬王院宿坊に飛び込んで、予約なしで精進料理を注文し、絶妙な味付けの煮物や野菜のてんぷらなどに舌鼓を打ったのであります。あれ? 俳句のほうはどうなったの? う~~~むむむ(汗)。

  初雪は春雪なりし天狗杉       大波

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波多野爽波の句

自分が俳句的に煮詰まった状態のとき、あらためて読んでみる俳句があります。発想がブッ飛んでいて、読むものの意識を解き放ってくれるような俳句ですね。私にとっては、中村草田男なんかそうです。「空からきらきら雀の涙か蝉の尿か」…蝉の尿にしまってるでしょうが!「子は唱ふ母の白足袋光るとき」…ええっ、どうして歌うの? 長谷川双魚も、よく効く解毒剤です。「ががんぼを爪で弾きて泣く真似す」…いったいなんで、泣きまねを?「地にふれしふぐりにしやぼん玉の数」…なんとも言いようがありませんな。極めつけは、波多野爽波です。「焼藷屋腕の時計がコチコチと」「だからどてらは嫌よ家ぢゆうをぶらぶら」「のつぺりとして唖蝉とすぐ分る」…わかるもんですか!しかし、これら愛する俳人たちの句は、俳句における「自由」の精神というものを教えてくれます。本来俳句は、何でもあり、なんですよね。「川を見るバナナの皮は手より落ち 虚子」…やっぱり、大虚子は偉大ですね。こんなに自由な俳人は他にいなかったかも。

  春マスク鼻のかたちに凹みをり     大波

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