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今年逝った人(つづき)

私は東京都庁担当の記者だった時代もあるのですが、ほとんどは鈴木保守都政のころでした。だから、無党派でタレント政治家の青島幸男さんが知事に当選したときは、ほんとうに驚きましたね。そうか、日本の革命って、こんなカタチで実現するんだなと思ったものです。結果的には、そんなに簡単に世の中は変わりませんでしたけれど…。でも、その青島さんの訃報は、やはりなんとなく胸に沁みるものがあります。一つの時代があぶくのように沸き立って、あぶくのように消えてしまったという感慨です。岸田今日子さんも亡くなられました。記憶に残るのはやはり映画「砂の女」でしょうか。私は若い頃、あの映画のロケ現場だった山形県庄内地方の砂丘地帯で長期取材をしたことがあって、土地の人から岸田さんの話などを聞いたものですから、よけい映画が印象に残ったのです。今年亡くなった俳人のなかで最も思い出深いのは、ご存知の方もいらっしゃるでしょうか、ホトトギス系の「桑海」主宰、吉村ひさ志さんです。俳句雑誌で添削教室を担当していただきましたが、病気で中断やむなきにいたり、闘病生活の末に今年二月亡くなられました。温厚篤実という言葉がぴったりのほんとうにいい方でした。ご冥福をお祈りします。

  数へ日の香炉灰など買ひもして     大波

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