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硫黄島からの手紙

本日は実は伊豆大島に渡って仕事をする予定だったのですが、私の不注意で大島には行けなくなってしまいました。どんな不注意かは話せば長くなるので止めときますが、要するに私のボケに大半の責任があると思ってください。トシを取るって恐ろしいことですよ、みなさん。大島に行かなかったので、ひさびさにポッカリ時間が空いてしまいました。そうか、そんじゃ、伊豆大島のかわりに硫黄島に行くことにしようかと、多摩センターのシネコンで「硫黄島からの手紙」を観劇したという次第です。ごめんなさい、私のかわりに大島で仕事をした強固さん。さて、その「硫黄島」ですが、聞きしに勝るすんごい映画でした。全篇ほとんど画面に色というものがありません。ざらざらしたモノクロ状の岩肌が広がるばかりでしたが、そこを時折爆弾が破裂したり、火炎放射器が焔を吹き上げたりする時だけ、パアッと赤い火が立ち昇り、いやまあ、そのショッキングなこと! 渡辺謙扮する実在の栗林中将があまりに立派過ぎたり、二宮和也の話し方がやや現代の若者風だったり、気になる点はないでもないのですが、謙も和也も加瀬亮も、伊原剛志も、みんな涙を誘う熱演だったのは間違いありません。でも、日本が談合いじめ右傾化と歪んだ醜い姿をさらしている今この時に、人間の尊厳を訴える日本人主役の戦争映画を、当時敵国であったアメリカ人の監督(クリント・イーストウッド)が作ったというこの皮肉に、わたしゃ言葉もない思いです。

  炉話に戦地のことは語られず      大波

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