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義仲寺の秋

近江吟行の二日目には、芭蕉の墓があるので知られる義仲寺へ行ったのですが、私はここは二度目。以前はとても寒い日にここを訪れ、そのときの句は、句集「一羽」に収めてありますので、お持ちの方はご参照ください(P14)。ところが今回は実にうららかな秋日和に恵まれ、芭蕉翁が「朝日将軍、本日のご機嫌はいかがでござりまするか?」と尋ねると、隣の義仲公が「うむむ、気持ちよい気候で、手足を存分に伸ばしたいところじゃが、この墓石がちと重たくてのお」などと会話している感じでした。小さな巴塚の下では、巴御前がふくよかな口元に手をあてて欠伸を堪えている様子、ちょっと塚が動いた感じもしましたよ(いや、ほんと)。境内の紅葉も色づくにはまだ間がありそう、紫式部の実がつやつやときれいでした。とにかくこんな秋うららの空の下では、時雨忌の近い義仲寺をしんみりと句に詠むのは不可能。寺内の無名庵ですぐ句会が始まったのですが、いやあ、ムード派俳人の私(と、勝手に称しているが…?)としては、悪戦苦闘してしまいましたぜ。

  義仲寺より帰りてよりの時雨かな    大波

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