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丁度時間となりました~

生前の妻は、テレビのバラエティ番組が大嫌いでした。何一つちゃんとした芸を持たず、ただ悪ふざけばかり。ネタは楽屋落ちだけ、という若い芸能人を許せなかったのでしょう。で、彼女の元気なころ、私は句友の出版記念パーティなどで、その人の一代記を織り込んだ創作浪曲ショーを披露するのを常としていました。妻は浪曲師の衣装の着付けを手伝いながら、必ず「ねえ、こんなこと、もうやめなさいよ」と言ったものです。彼女は夫がバラエティ化していくのがイヤでイヤでしかたなかったのだと思います。そのくせ、妻は、私が楽屋落ちのクスグリを連発すると、一番笑っていたような気がします。最近は浪曲を唸る気も全くなくなってしまいましたが、もし妻のように「もうやめなさいよ」と言いながら、ゲラゲラ笑う人が傍にいてくれたら、「丁度時間となりました~」とはまだ唸らないかも。お粗末、チョンチョン。

  口利けば言訳がまし夕端居      大波

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コメント

大波さんの"一羽”の感想を二日前から書こうとしましたが、どこから始めたら良いか判りませんでした。
こなみさんの”草冠”を読み返し"パエリアの黄金の米の噛みごたへ四十年を共に暮らして”の反歌として編まれたような気がいたしました。
"童子”的な句は全部捨てて、天上のこなみさんの選で200句まで、落とされような気がします。
”去年今年短き橋を渡りけり”
”戒名の松の一字や寒の入り”
万葉の男女を思わせるような静かで悲しい好句が沢山あります。
西方の雀にはなろうとは思わず、ダチョウのように一緒に野山を走り周って、尊父青葉氏より、多くの句集を出してください。

”織姫の星を頼りに波の音” M吉

投稿: fフーガ野M吉 | 2006年7月19日 (水) 21時51分

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