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句友からの手紙

私は、前に所属していて今は縁が切れてしまった結社の人でも、今の自分の句をぜひ読んでもらいたいと思う人には、句集を送っています。俳句結社というもののヘンな点は、そこを辞めてしまうと、あらゆる人間関係が断ち切られて、時には親の仇みたいに扱われてしまうことです。私は、何年か句座を共にして、ひとときでも心を通わせたことのある人と、不自然な形でコミニュケーションを断ち切ってしまうことには強い抵抗があり、たとえその結社の主宰に不快に思われようと、自分でこの人は「句友」だと思っている人には、句集を贈呈しているのです。そうした「句友」の方々からは、たいてい情の深い、心のこもった礼状が返ってきます。その文面を読むたびに私は、今は直接会えなくなった懐かしい顔を思い浮かべながら、何故かちょっぴり胸が痛む思いをするのです。

  ふつつかな句を添へ暑中見舞かな   大波

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