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M吉さんのはなし

私の俳句の友達に、M吉さんという人がいまして、この人は一言で言えば、しょうもない酔っ払いであります。ある年の夏、このM吉さんを含めて大勢で、西国のとある島に俳句吟行の旅に出かけました。この島では、夜、花火大会が行われ、みんなで渚に並んで見物していたのですが、何を思ったかM吉さん、旅館の浴衣姿のままざぶざぶと夜の海にはいり、どこまでもどこまでも歩き出したのであります。みんな驚いて「おーい、危ないぞ、かえせもどせ!」と騒いだのですが、ご本人振り返ってへらへら笑ってみせるだけで、またざぶざぶ歩き出す始末。夕食のお酒で、完全に出来上がっていたんですね。このM吉さんは他にも酔って転んで、出来損ないの透明人間のように顔じゅう絆創膏を貼って句会に現れたりしているのです。こんな人が、どういうわけか仕事の関係でたびたびおフランスに行くのですが、あのお洒落な巴里でどんなお酒を飲んで、どんな振る舞いをしているのか、わたし心配でたまりません。ムッシュM吉、あなたは7月14日の巴里祭にはどんなお酒をのむつもりなのですか?

  足取りの怪しき蜥蜴歩きをり       大波

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